青梗菜の原産地は中国華南地方と言われています。
アルカリ性のミネラルが豊富な緑黄色野菜である。
歯応えの良さが命なので加熱し過ぎ無い事。青梗菜は中国野菜の中でも
冬場の貴重な青物として、御浸し、汁物、中国料理等に利用されています。
日本には1970年代の日中国交回復の頃に入ってきたと言われています。
一年を通して作られ、種蒔きから収穫迄夏場で約40日、冬場で約60日で
出来る事から急速に生産が広がって行ったと言われています。
癖が無く、白菜の様な歯触り、色合いも綺麗で柔らかく、さっぱりしているので
老人や病人の食事にも利用されています。
最も大衆向きな中国野菜で、白菜、蕪等と同じ仲間です。
原産地の中国では、華中から華南に掛けての地域を中心に栽培されている。
暑さ、寒さに強くて作り易く、生育期間が短くて連作も可能な為
日本でも各地で栽培が盛んで、一年中出回っています。
葉色が濃緑色、葉柄の部分も淡緑色をしている事から青梗菜(チンゲンツァイ)
と言う名前になったと言われています。
栄養成分はビタミンC、カロチンが豊富で、カリウム、カルシウム、鉄分を
含んでいる事も特徴です。
豊富なビタミン類が体調を整え、皮膚や粘膜の衰えを阻止して
身体の老化を予防する効用も有り、食物繊維も含まれる為、コレステロールを
低下させ、便秘の改善にも効果が期待出来る。
又、最近ではアブラナ科の野菜(小松菜等)には制癌効果も有るの
では無いかと言われています。

青梗菜は灰汁や癖が少無く、柔らかいので、炒め物、スープ炒め煮、その他、茹でたり、餡掛にしても美味しく頂けます。
又、茹でる時は油を入れた湯で茹でると、熱湯の温度が上がって手早く茹でられ
一層色鮮やかに仕上がる。
茎に張りが有り、葉が瑞々しい緑色の物を選んで、調理の際には余り小さく切らず、大きさに因って二つ割り、若しくは四つ割りにして野菜本来の旨味を味わう。
★効能
活性酸素を抑制、ガン予防、免疫力活性化、風邪予防、美肌作用
貧血予防、便秘改善、生活習慣病予防
★栄養価
ビタミンC、ベータカロチン、鉄・カルシウム・リン
食物繊維(ベータカロチンはピーマンの6倍)
★野菜果物辞典より引用