徳島県産のミニチンゲンサイ、小松菜、ほうれん草の生産

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Vol.1:松原 克浩「農業」と出会うまで

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私は、最初から農業をやっていたわけではありません。


夢は「建築家」でした。


母親は農業で生計を立て、私と妹を育ててくれました。
小さい頃から、母の苦労を知っていた私は
当時「こんなにしんどい仕事はしたくないっ!」
と思っていました。

そして、地元、徳島の工業高校を卒業し、大学に行くか、現場に行くか非常に悩みましたが
最終的に、設計事務所に勤める事にしました。
早く現場に入り、仕事を覚え、独立する為です。

設計事務所での4年間は若い私には良い経験であり、それなりの苦労もありましたが
「建築士2級」を取得し、22歳で独立することができました。

こんなご時世にも関わらず、独立後すぐに仕事を頂き
建築家と言えるほどアーティスティックな仕事はありませんでしたが
夢の職業に就くことが出来、まさに順風満帆でした。

しかし、建築業も世の中の不景気の影響もあり、徐々に仕事が減って行きました。
そこで、建築から「造園業」に業態を変え、エクステリアを中心に
仕事をするようになりました。


まさにこの時がターニングポイントだったのかもしれません...


エクステリアの仕事をするのをきっかけに「農業」に興味が湧いて来たのです。
「農業はやる事がないだろう」と思っていたのですが...

気持ちや考え方と言うものはどこで変わるのかわからないものですね。

その後、エクステリアの仕事をしながら、掛け持ちで、母の畑の手伝いを
する事で、「農業のやり方」は身に付きました。
幸い、庭をいじるエクステリアの仕事が農業への入り口を少し開いてくれたようです。


22歳で独立し、「夢の建築家」から転身、29歳の時には
エクステリアの仕事は辞め、どっぷり農業一筋の新しい人生を徳島で歩んで行く事を
決めました。