
パッケージ、販促物なども出来、新しいお客さんを探しに出陣
しかし...
世の中そんなに甘くはありません。
全然、売れないのです。
もともと、自分たちでお客さんを持っていることもあり、ちびちんが成長過程で大きくなり過ぎた規格外品は普通のチンゲンサイとして売れるので、ロスこそ無かったものの、先行きに不安を感じることもありました。
ズッカ曰く「そんなに簡単に売れたら誰でもやりますよ。3年です。頑張りましょう!」
そう言われ、乗りかかった船です。
やるしかありません。
しかし、なぜ売れないのかという理由を色々と聞いて行くと「割高だ」と言う声がほとんどだと言う事です。
そんな中でも少しずつですが購入してくれるお客さんも増えては来ました。
1年が経ち、ペースは変わりません。
農作物は天候に左右されることが多いものなので、爆発的に出来てしまう事も多々あります。なかなかはける気配がないまま、時は過ぎ、2年が経ちました。
勿論、その間もズッカが何もしていなかった訳ではなく、1店1店、店頭販売をするなど販売活動に精を出してくれていましたが常に商品を提供し続ける体制をとると言う事が、耐えられないくらいの所まで来てしまいました。
この時点で2年半が過ぎていました。
約束の3年が近づいて来ています。
ズッカとその事を確認し合い、「最後までわかりません。やりましょう!」