
当然のことですがこれが決まらないと何も先には進みません。
どんな常識外れな事をやってくれと言われるのか内心ドキドキしていました...
が蓋を開ければ若干拍子抜け、「ミニチンゲンサイ」を作りましょうと言う事でした。
なぜ、ミニチンゲンサイなのか...と聞くと
ズッカ「松原さん今、作ってるでしょ、チンゲンサイ。」
松原「はい...」
ズッカ「だから作り易いと思って。その代わり絶対ミニですよ(笑」
松原「それなら今からでも取りかかれそうです、で何でミニチンゲンサイなんですか?」
ズッカ「まず始めに、既に消費者のなじみのある野菜であること、そして市場に行くとたま〜にちょろちょろあるけどいつも必ずはない、だから一年中作れば確実にはまる」
松原「なるほど...面白い!」
とこんなやり取りをした訳ですが、詳しく話すと
チンゲンサイ自体は全国的にもたくさんの人が作っているし、作り易い野菜だから「JAS有機」だとか「誰それさんの作った...」では勝負にならないと言うのです。その点、作っている人がいない訳ではないけれどミニチンゲンサイは作っている人が結構少ないのだそうです。それはなぜか???収穫に手間がかかり過ぎてやる人が意外に少ないという事です。納得...
ズッカ「これやるのは大変だと思いますよ。でも人がやりたがらないことをやる事が出来れば、必ず違いを出せます!仕組みを作れば、真似をすることはそう簡単には出来ません。僕らが売ります!だから一緒にやりましょう」
最後にズッカは
「松原さん、3年でものにならなければ辞めましょう」
と言いました。
制限時間を明確にし、お互いにプレッシャーを掛けることで必ず成功させようと言う熱い思いが伝わり、掛けて見ようと思いました。
若手生産者とかぼちゃ屋さんのミニチンゲンサイ作りがここから始まったのです。